Minimum Viable Product
略 : MVP
「実用最小限の製品」 を意味する
機能を作り込んでからリリースするのではなく、実用最小限の単位でプロダクトを作り価値検証することを促すもの
『ユーザーストーリーマッピング (Patton)』 より
MVP という単語をはじめて考えたのはフランク・ロビンソンだと言われている
最近ではエリック・リースとスティーブ・ブランクの定義が広く使われている
様々な定義があるので 3 つの定義を示す
1. 悪い定義 : MVP とは、自分たちがリリースしうる最悪の製品――ほどは悪くないもの
2. MVP とは、望まれる成果を実現できる最小の製品のリリースである
最小というのは主観的なものであるので、誰の主観かをはっきりさせる必要がある
顧客・ユーザーは誰なのか? 彼らが何を達成しなければならないのか? 彼らにとっての最小とは?
最近の著者は MVS (Minimum Viable Solution) という言葉を使うようになった
3. MVP は、仮定を証明または反証するために作れる、あるいは実行できる最小のものでもある
『リーンスタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』 により広く知られた定義
「望まれる成果を実現できる最小の製品」 かどうかは推測にすぎないので、その検証が必要、ということ